ピロリ菌除菌治療
ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)とは人の胃に感染・生息する細菌です。ピロリ菌に感染すると、ほぼ100%慢性胃炎になり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を発症しやすくなり、さらに胃癌のリスクと言われています。
ピロリ菌に感染している方は、感染していない方に比べると約20倍も胃癌になりやすいと考えられています。治療はピロリ菌の除菌です。1週間(朝・夕内服)薬を飲んで除菌します。除菌の成功率は現在90%と言われています。(除菌が失敗した方は2次除菌を行います。)
除菌後8週間経過したところで検便の検査をして除菌が成功したかどうかを確認します。
除菌成功後、胃癌になるリスクは、7倍程度になります。それでも未感染の方と比べるとハイリスクのため、定期的な検査をお勧めします。